「ラウンドテーブル2017春」のご報告

ラウンドテーブル2017春「実践のプロセスを協働でふり返る―語る・聴くから省察へ―」が、 2017年3月11日(土)に玉川大学において開催されました。

東京周辺だけでなく地方からの参加者も多数ありました。また日本語教師・ボランティアの方以外にも大学院生、留学生、社会人教育等に従事する方々など、年齢や経歴、立場など多様な背景の参加者でした。

小さなグループに分かれて午前と午後の2回、それぞれ100分かけて「ゆっくり・じっくり・たっぷり」報告者から職場、地域の実践のふり返りを聴きました。

ラウンドテーブルを終えてから、報告者からは「リラックスした雰囲気で話せたので意見が言いやすかった」、「実践を聴いてもらうことで、知らず知らずに使う言葉の中にも自分の教育に対するビリーフスがあることに気づいた」、「人が変わるというより自分が変わることが大事だと知った。それによって学生もかわるはず」などの意見がありました。一方、聴き手からは「聴くことの難しさを改めて実感した」、「参加する前はもやもや・カサカサした心だったが、今はワクワクした気持ちになった」、「実践を聴いて自分もまた頑張ろうという気持ちになった」などの感想がありました。そして海外からのある参加者は「国内外の違いはあるが、同じ教師として共通する点が多いことに気づいた」とも述べていました。

春のラウンドテーブルは年に1度とはいえ、回を重ねるごとにリピーターと再会する場面もあり、徐々にコミュニティーが育まれつつあることが実感できました。

次回の開催は、2017年8月に関西での開催を予定しております。