東京ラウンドテーブル2024初夏ご報告
ラウンドテーブル2024初夏~東京~「実践のプロセスを協働でふり返る―語る・聴くから省察へ―」が、 2024年6月29日(日)に目白大学で開催されました。コロナ禍の影響もあり、東京では7年ぶりとなりましたが、事前申し込みでは「満員御礼」の締め切りをお知らせするほどで、まさに待望の東京ラウンドテーブルでした。
開始時間の午前10時には、50名を越える参加者で会場は熱気に包まれました。はじめにコーディネーターの池田広子より、教師研修としてのラウンドテーブルの考え方や活動の特色などについてオリエンテーションがあり、続いて参加者全員で「省察とは?」「大人の学びとは?」という問いを共有する活動を行いました。午後は9グループに分かれ、ファシリテーターとともに「語り手」の実践を「聴き手」が聴く活動を、じっくり、たっぷりと行いました。
最後に、各グループの活動を全体で共有しました。ラウンドテーブルで「日本語教師として働く中でのもやもや感をことばとして整理することができた」、「人の実践をじっくり聴くなかで自分の実践について考える自分に気づいた」、「経歴や職場が違っても日本語教師として共通する葛藤があることを知り、勇気が出てきた」等の振り返りのことばに、会場のあちこちでうなずく様子が見られました。参加者の中には海外でのラウンドテーブルやオンラインでの経験者もありましたが、大多数は今回が初めてとのこと。15時の終了後もあちこちで談笑する姿があり、参加者の方々とともに教師コミュニティーの重要性を共有した一日でした。