ハイフォンラウンドテーブル 2021秋のご報告

2021年9月5日(日)、初めて、オンラインによるラウンドテーブルを開催しました。今回は、学びを培う教師コミュニティ研究会とハノイ日本語教育研究会の共催でした。参加者は、日本、中国、ベトナムといった3つの国に居ながらにして集うことができました。大学の教員、院生、日本語学校教員、中学校・高等学校の教員、人材育成センターや日本の企業との連携で日本語教育に関わっている人といった、総勢29名の参加者は、5つのグループに分かれ、Zoomのブレイクアウトルームで、日本人教師とベトナム人教師の実践の長い語りをともにふり返り、学び合いました。

当日、ベトナムでは、台風による大雨の影響から参加が叶わなかった方が1名おられました。また、会の途中、ハイフォンでは落雷による停電も起きるというアクシデントもありましたが、何とか順調に6時間にわたるラウンドテーブルの幕を閉じることができました。最後は、みなさんとの対面での再会を願いつつのクロージングとなりました。

参加者からは、「語ることで自分が客観的に見られた」「語り手は、悩みながらも爆発的に話してくれた」「オンラインだったので、聴き手は頷きなどのリアクションを大きくした」「長いなと思ったけれど、あっという間でした」「共感することが多く、あるあるが見つかった」などの感想が聞かれました。今回のような形でのラウンドテーブルができたことで、コロナ禍における新しいラウンドテーブルの可能性も見つけることができたと思います。