上海ラウンドテーブル2016のご報告

2016年10月29日(土)に、華東師範大学外国語学院日本語学科と本研究会の共催で、華東師範大学中北キャンパスにてラウンドテーブルが開催され、上海市内のみならず近郊の日本語教育に携わる中国人や日本人の先生方が30名以上集いました。

当日は、まず本研究会のコーディネーターより、有名な教授法や考え方を学ぶのではなく、自らの実践を出発点とし、実践のプロセスを協働で省察する「ラウンドテーブル」における力量形成の意味について、約30分間のオリエンテーションがありました。その後、日本から参加したファシリテーターを中心にグループ毎に自己紹介をしたうえで、「じっくり・ゆっくり・たっぷり」をキーワードに、お互いの実践から学び合いました。

参加者からは、「得られた知見をこれからの授業に生かしたいと思います」、「初心を思い出し、自分の仕事が省察でき、今後も頑張ろうと思えるようになりました」というような感想が寄せられました。

企画者としても実践報告における真摯な取り組みから学ぶことが多く、エンパワーしていただいたと共に、今後、上海にてラウンドテーブルによる学び合いが継続していくことを願っています。