上海ラウンドテーブル2021のご報告

上海ラウンドテーブル 2021冬のご報告

2021年12月5日(日)、オンラインによるラウンドテーブルを開催しました。上海では、2016年から2019年まで4回のラウンドテーブルを行ってきました。残念ながら2020年度はコロナウイルス感染拡大の影響で開催がかないませんでしたが、今回は、オンラインでの開催ができました。初めてラウンドテーブルに参加された方、リピーターの方を含め26名の方が参加してくださいました(参加者20名、運営者6名)。また、これまで大学の先生方のご参加が中心でしたが、今回は、中学・高校の先生方のご参加もあり、中国の日本語教育全体の特徴や課題を共有することができました。

参加者からは「中学の先生方の仕事量の多さや、思春期の子どもたちへの対応の大変さがわかったし、今回を機にコミュニケーションがとれてよかった」、「聴き手からの問いかけによって、さらにいろいろなことを気づき、考え直すことができた」、「中国の日本語教育における日本人教師の役割について再考した」、「オンライン授業が増えたため、なかなか教師間のつながりが持てずにいたが、今回のラウンドテーブルでつながりを持てた」「いわゆる研修ではない、リラックスした雰囲気がよかった」などの声がありました。

コロナ禍ということもあり、オンライン授業等で教師同士のつながりをなかなか持てずに、孤独を感じてしまったりすることもあります。このような状況でのラウンドテーブル参加についての意義や可能性を考える一つの機会となり得たのではないでしょうか。