活動報告 2011ワークショップ「教師の成長を考えるー批判的ふり返りを通して」

活動:2011「日本語教育学研修会」
主催:北京日本文化センター・北京外国語大学北京日本学研究センター
日時:2011年4月7日
コーディネーター:朱桂栄(北京外国語大学)
内容:中国人日本語教師を対象に行った研修
参加者:中国人教師10人、大学院生9人。計19人。
活動の様子:
1)成果
「聴く力を再認識した、ストレスが解消された、考えが整理された、問題解決の仕方を見つけた」などのコメントをいただいた。全員、また参加したいと述べた。
2)活動の困難点
○熟達した聴き手がいない→解決策:今後の活動を成功させるために、熟達した聴き手の参加が必要です。ない場合、事前に聴き手を訓練する必要があります。
○現実的には複数回の実施が難しい。→解決策:今回は、スケジュール上の都合で1回だけで終わった。今後、本当に興味のある先生を対象に、組織的に行う必要がある。
3)反省点
○未経験者がほとんどなので、今回は徹底的な批判的ふり返りとは言えないかもしれない。
○短い時間なので、一部の教師はまだ批判的ふり返りについて十分に理解していません。
○話し合いの状況がグループによって異なる。(一回だけ本当に足りない)
○聴き手の力がまだ足りない。
4)組織側への刺激
当初、私が担当した講座だけ活動後ふり返りを書いてもらった。活動の日に、日本語教育専門家のSさんがふり返りを教師研修に導入する意義を実感し、自分の担当した講座についてもふり返りを書いてもらうことに決意した。実は、中国の先生がみな忙しくて、ふり返りの活動が参加者の負担になるのではないかとずっと心配して言えなかったそうです。今回、決意ができてよかったと思う。